「サイコパス」はどういう人なのか? 魅力的に見え、特定の職業で活躍も

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◆犯罪率を高めるが、向いている職業も
ASPDは10代後半から20代にかけてもっとも顕著な症状を示すが、その治療は難しいとされている。ヘルス・ライン誌はその理由のひとつとして、本人たちが問題を認識しておらず、治療を受ける意思がないことが多いと説明している。また、一見してASPDのようであっても類似したほかの精神衛生上の問題が原因となっていることなどがあり、診断を複雑にしているのだという。

研究によると、サイコパシーの特徴を持つ人は刑務所に入る可能性が20〜25倍ほど高く、暴力関係の再犯を犯す確率も4〜8倍になる。米メディカル・ニュース・トゥデイ誌は、パーソナリティ障害は生涯続く病気であり治療は難しいものの、症状の改善や生活の質の向上は可能だとしている。また、ビジネスパーソン、政治家、法律家、エンタメ業など、特定の職業で成功しやすい可能性があるようだ。

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Text by 青葉やまと