英国で絶賛、日産GT-R NISMO 「興奮冷めない」「超現実的なドライブフィール」
本型式で強化されたのは、各誌が絶賛しているコーナリング性能だ。英オート・カー誌は、タイヤのラバー材を改良することでグリップ力が7%向上したほか、グルーブを1本減らすことで接地面積を稼ぎ、グリップをさらに11%高めていると解説する。
さらにオート・カー誌は、新たなエンジンに注目している。2020年型GT-R NISMOは、GT3規格車の開発で培われた600ps V6エンジンを搭載する。単純にエンジンの重量を前モデルと比較すると、14.5%の軽量化に成功している。ターボの始動に要する時間は20%短縮され、いわゆる「ターボ・ラグ」はほとんど感じられなくなった。
トランスミッションはGR6型デュアルクラッチとなり、エンジンの性能向上とあわせて0-100キロ加速を3秒未満にまで短縮している。ボディのシルエットは既存のデザインとほぼ同一だが、フロントホイール周りのエアフローを改善するなど、細かな改良が施されている。