「移住したい国」日本は2位 北米、東南アジアの人々から強い支持
◆言葉と距離の近さ求める
移住先として好まれる国の傾向には、大きく分けて二つのパターンがあるようだ。一つ目は同じまたは系統の近い言語が使われている国を希望するパターンであり、やはり慣れ親しんだ母語でほぼそのまま生活できる環境が好まれているようだ。1位となったカナダの例では、英語が使われているイギリスから移住先に選ばれている。また、カナダではもう一つの公用語としてフランス語が選定されているためか、フランスからの移住検討者も多い。南米大陸に住む人々になると言語を重視する傾向はさらに顕著で、今回の調査対象となったすべての国が母語に近い国を選んでいる。ポルトガル語話者の多いブラジルはポルトガルを、その他の国はスペインを移住候補ナンバーワンに選んでいる状態だ。
移住先を選ぶ際のもう一つの傾向として、地理的に比較的近い国を選ぶパターンが見られる。ヨーロッパではドイツとスイスの人気が強く、同じヨーロッパ域内でより生活環境の整った国を希望するケースが多いようだ。レミトリー社はドイツの利点として、優秀な国民皆保険制度、伸びゆく経済、充実した公共交通、犯罪率の低さ、そして公衆衛生と雇用機会を挙げている。
生活の平常化まで辛抱の日がもう少し続きそうだが、今後自由に渡航できるようになった際、あなたはどの国に旅行または移住をしたいだろうか?
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