日本から29社「世界で最も革新的な企業100社」10社は10年連続
◆4つの指標で評価
トップ100選出にあたりクラリベイト社は、同社が保有する複数の特許データベースから情報を抽出した。データを4つの指標に基づいて分析することで、各社の革新性を評価したという。
第1の指標は各社の特許取得件数で、過去5年間で100件以上の特許を取得していることを条件とした。
第2の指標は特許によるインパクトの大きさで、同社の特許引用データから、各発明が後続の特許に引用された件数を集計している。
第3の指標は成功率とし、特許出願件数と実際の登録件数との比率を求めた。最後の指標はグローバル性で、アメリカ、ヨーロッパ、中国、日本を主要市場と位置づけ、これらの市場での基本特許の出願件数の多さをもって、各社のグローバル性重視の度合いを判断した。なお、基本特許とは、特定の製品あるいはサービスを製造・実施するにあたり、事実上回避が非常に困難な特許を指す。
結果、GAFAなど多数をトップ100に送り込んだアメリカと並び、日本からも29社がランクインした。自動車・電機を中心に常連となっている企業も多く、今後も世界市場でリーダーシップを発揮してゆくことだろう。
>次は 「最高の国」ランキング、日本2位 起業家精神は1位 米誌