「まるで不死鳥」2人乗りで復活、スズキ ジムニー 英誌「乗った瞬間から笑顔に」
今回登場のジムニー コマーシャルは、この規制への対策として投入されたものだ。企業ごとの商用車カテゴリの平均として課されている達成目標は、乗用車カテゴリよりも緩い。このため、好評だった駆動系をそのまま残しつつ、商用のラインナップとして復活させることが可能となった。
実質的には乗用車版と大きな変化はなく、ボディからパワートレイン、サスペンションに至るまで同じものを採用している。一方、商用車として認定されるためには、荷室長を900ミリ以上確保する必要がある。このため、シートを10ミリ前方に詰めることで規制に適合した。
英オート・カー誌(7月2日)はこの復活劇を、「これはまるで灰のなかから立ち上がるフェニックスのように、これまで考えられなかったバン市場という手段で生まれ変わり延命を果たしたスズキ ジムニーだ」と表現している。