日本の感染が抑えられているのはなぜなのか? 海外メディアも理由に注目
◆生活様式も貢献
そのほか、一般に言われる生活様式の差異も新型コロナの流行に影響している可能性がある。ブルームバーグはワクチン接種の浸透に加え、「ほぼ全員の、しかも自発的な、マスクの着用」が貢献したのではないかとみる。
ロイターは、ワクチンのタイミングも幸いしたのではないかとの見解だ。日本では立ち上がりが遅れたが、結果としてヨーロッパが再びピークを迎えている現在、まだ高い抗体レベルを維持できている可能性がある。
香港大学のカレン・グレピン教授(公衆衛生学)はフォーチュン誌に対し、アジアの国々がヨーロッパや北米よりも経済活動の再開に慎重であることが効果を生んでいる可能性もあると指摘する。
いずれにせよ、専門家たちも現段階では確証をもてないという。冬場の再燃も懸念されることから、引き続き感染対策が必須となりそうだ。
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