「驚くほど洗練」新型シビック、米誌も注目のデザイン・内装の進化 来春米国発売
第11世代となる新型シビックには、ホンダ流デザインの新たな方向性が宿っている。ホンダの北米法人は11月中旬、ライブストリームサービス「Twitch」上の自社チャンネルを通じ、新型シビックのプロトタイプを世界初披露した。
◆スタイル変更でよりエレガントに
2022年型ホンダ シビック プロトタイプは、一段と洗練された美しいエクステリアが目を引く。米フォーブス誌(11月25日)は新モデルが「完全な再設計」が施されており、かつ「そのプロトタイプの外観からして、従来よりもややスポーティーで大人びたものでありながら、定番のスタイリングのルーツを揺るぎなく汲んだものになることは確実」と述べている。
重点的に見直されたのは、おもにアッパーボディー周りのデザインだ。具体的にはノーズが長くなり、それに伴いキャビンの位置が現行モデルよりも後方寄りに移動している。これに、全体として高級感が演出されている。また、実利的な改善として、運転席からの視界も改善した。
デザインを新たにしたホンダ シビック プロトタイプは非常に好評で、米カー&ドライバー誌(11月18日)も「いままでどおりクール、だが驚くほど洗練されている」と述べている。曲線の使用箇所を抑えたことにより、格調高い雰囲気の醸成に成功した。Aピラーを2インチ(約5センチ)ほど後退させたことで「ほぼ後輪駆動のようなスタイルの外観」となり、全体の印象は驚くほど変化している。また、細かいところでは現行モデルで主張の激しかったリアスポイラーがボディに馴染むデザインに変更されており、物々しさを感じていた人には朗報となるだろう。