「宇宙人は存在するのか?」2019年の謎の電波信号を追跡した結果
信号はオーストラリアのパークス天文台の電波望遠鏡が受信し、その送信元は地球からわずか4光年の距離にあるプロキシマ・ケンタウリだと推定された。科学誌ネイチャーによると、プロキシマ・ケンタウリは太陽と同じ赤色矮星であり、少なくとも2つの惑星をもつ。うち1つには液体の水が存在する可能性があるなど、生命発見の可能性のある星として研究者たちの関心を集めている。
問題のシグナルは982MHzの高周波帯の電波で、望遠鏡がこの方角を向いている間のみ受信された。このことから、地上で発信された電波が混入した可能性は低いと当時判断されている。
また、982MHzは航空機で使用される周波数帯だが、信号は5時間ほど継続している。周辺区域に5時間も滞在した航空機を確認できなかったことで、地球上の航空機が発信源である可能性が排除された。