太陽が死んだ後、太陽系はどうなるのか? 6000光年先の惑星が示すもの
仮に地球から木星や土星への移住を試みたとしても、熱の問題が立ちはだかるという。太陽の膨張で地球は超高温となるが、反面、木星や土星は太陽から遠すぎるため、適切な熱エネルギーを享受できなくなってしまう。とはいえ、太陽はあと50億年程度輝き続けるとされており、直近で心配する必要はなさそうだ。
6000光年彼方の惑星を観測する今回の研究は、ケック天文台が所有する高性能の観測装置によって可能となった。マウナケア山頂といっても大気の存在により、解像度は10分の1程度にまで劣化する。今回用いられた望遠鏡はレーザーガイド星補償光学システムを備え、人工のガイド星の位置を基準としてこの揺らぎを補正する。