なぜ「AI広告」は炎上するのか? 海外でも次々と

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◆あるべき使い方とは
 こうした事例から学べる教訓は何か。ヴォックスは、AIは人間の創造性を補完するツールとして使われるべきであり、完全に置き換えるものではないと指摘する。

 AIを活用し、成功した広告もある。メタとマイクロソフトが代表例だ。メタの広告は、AIがどのように人々の生活を豊かにするかを示した。マイクロソフトの広告は、AIが日常的なタスクを効率化する方法にフォーカスしている。これらの広告は、AIが人間の活動を補完する役割を果たすことを強調しており、視聴者にポジティブな印象を与えた。

 AIは映像制作の最終成果物ではなく、制作過程のモックアップにおいて使われるべきである、との意見もある。シドニーのフリーランスフォトグラファーであるダニエル・バウド氏はガーディアン紙に、「デザイン会社やマーケティング担当者がAIを使ってコンセプトを視覚化し、それを現実にするために(サンプルとして)私に送ってくるのは、合理的な使い方と言えます」と述べている。

 AI広告の数々の炎上事例は、AIとの正しい付き合い方のヒントを与えてくれている。

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Text by 青葉やまと