【画像】北京で世界ロボット大会 来場者を魅了したロボットたち
8月16日から22日まで北京で開催された世界ロボット大会(World Robot Conference)では、ロボットがウインクしたり、顔をしかめたり、首をかしげたりと来場者の表情を真似て見せた。
毎年恒例のこの博覧会では、企業各社が製造や手術、ペットといった幅広い用途のロボットを披露し、来場者を魅了した。
エックス・ロボット社のブースに展示されたアニマトロニクス・ヘッドやヒューマノイド・ロボットは、我々のイメージするいわゆる「ロボット」を具現化したもので、人工皮膚や生き生きとした表情を持つほか、腕や手を動かすことができる。
最高経営責任者(CEO)のリー・ボーヤン氏は「博物館や観光地、学校や『愛玩動物が必要な場面』など、一般の人々との交流が求められる役に理想的」と語る。
ハイテク見本市の主役ともいえる犬型ロボットには、大勢の人が押し寄せた。犬型ロボットは見本市の来場者と握手し、前足で逆立ちも披露した。
別の場所では、ロボットアームが中国茶とアイスクリームコーンを提供し、卓球のラケットでピンポン玉を弾ませたほか、来場者の背中をマッサージする姿もみられた。
収穫ロボットはリンゴの枝から実を収穫する様子を実演し、絵描きロボットは来場者の似顔絵を描いた。
工場の生産ライン向け産業用ロボットアームもまた、注目を集めた。中国の習近平国家主席は、国内の巨大な製造部門を「安価な商品を低コストで生産」する体制から、よりハイテクな生産方法へと移行させることを目標に掲げており、産業用ロボットはその計画の重要な要素となるだろう。
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