次期iPhoneのディスプレイ? 「6.1インチ有機EL」とする画像が流出
6月に開発者会議「WWDC18」を控えているアップルの主力製品であるiPhoneをめぐって、にわかに様々な噂が飛び交っている。そんな噂の中心は、やはり顔認証機能とノッチ・デザインを採用して話題をさらったiPhone Xの新モデルである。
◆工場内の画像がリーク
イギリスのテック系ニュースサイト『T3』が26日、次期iPhone Xに関する噂を報じた。その噂はミスター・ホワイトというアカウントによるツイートに関するもので、そのツイートには、組み立て工場と思しき場所で次期iPhone Xと見られるスマホが写っている画像が添付されている。
iPhone X 6.1 OLED pic.twitter.com/C9rYWNmShA
— Mr·white (@laobaiTD) 2018年5月24日
画像には「iPhone X 6.1 OLED」というメッセージが付されており、次期iPhone Xには6.1インチOLED(有機EL)ディスプレイが採用される、ということを同氏は主張しているようだ(iPhone Xは5.8OLEDディスプレイ)。この主張は、次期iPhone Xには6.1インチ液晶ディスプレイが採用される、という従来の噂とは異なるものだ。
報じたT3の記事は、投稿者が勘違いをしていて、従来の噂が正しい可能性もある、とコメントしている。さらに、次期iPhone SEについての噂にも言及し、端末本体の大きさは既存のiPhone SEと同じながら、iPhone Xと同じノッチ・デザインを採用することで画面が大きくなる、と記している。
◆6.1インチiPhoneは廉価版?
カナダのiPhone専門ニュースサイト『iPhoneインカナダ』もまた28日、新型iPhoneの噂に関する記事を掲載した。こちらの噂のソースは、ブルームバーグにテック系記事を投稿するライターのマーク・グルマン氏のツイートだ。同氏のツイートによると、次期iPhoneモデルには廉価版が存在し、そのモデルの画面サイズは6.1インチであり、iPhone Xと同様のノッチ・デザインを採用するものも、ディスプレイ素材には液晶を採用する、とのこと。
同記事では、ほかの次期iPhoneモデルに関しても言及している。次期iPhoneモデルには5.8インチ画面と6.5インチ画面のOLEDディスプレイの機種と、すでに言及した6.1インチ画面で液晶を採用した廉価版の合計3機種がリリースされる、と言う。また、現在すべてのiPhone Xのディスプレイはサムスンが製造しているのだが、6.1インチサイズの液晶ディスプレイに関しては日本のディスプレイメーカーであるジャパンディスプレイが「薄型フィルム」ディスプレイを製造する、とも語られている。
◆2019年にはトリプルカメラ?
さらにアップル製品専門ニュースサイト『マックルーマーズ』は28日、早くも2019年にリリースされるiPhoneモデルのカメラに関する噂を報じた。この噂のソースは、ドイツ証券のアナリストであるジアリン・リュー氏のレポートとしている。同氏によると、2019年にリリースされるiPhoneモデルの少なくとも1機種はリアカメラ(背面についたカメラ)が3台実装されたトリプルカメラ仕様となるようだ。
トリプルカメラが実装されると、ひとつの物体を異なる角度からカメラで捉えることが可能となり、現在よりも進化した立体的な対象検知ができるようになる。そして、このトリプルカメラはAR機能に活用される、と報告されている。
また、3台のカメラが実装されることによって、カメラのズーム機能が強化されると推測されている。このズーム機能の強化によりiPhone 7 Plus、iPhone 8 Plus、そしてiPhone Xでは2倍の光学ズームまでが可能なところ、はじめて3倍の光学ズームができるようになる、と言われている。