全身から大量の血… クマに襲われた陸軍兵士が死亡
画像はイメージ(Nigel Hoult/ Flickr )
近年、日本で相次ぐクマ被害は、海外でも同じく増加傾向にあるといいます。
イギリスメディア「BBC」および、世界のクマ被害を紹介するYouTubeチャンネル「Scary Bear Attacks」がその詳細を伝えています。
アメリカの陸軍兵士がクマに襲われ死亡
2022年5月、アメリカ陸軍に所属していた兵士セス・マイケル・プラントさんは、アラスカ州アンカレッジにあるエルメンドルフ・リチャードソン統合基地に勤務していました。
2021年7月から同基地に配属されており、その日は広大な基地内を同僚とともに、訓練を行う場所の偵察をしていました。
ところが運悪く、セスさんらは偶然クマの巣穴に遭遇。
そこで子グマたちを守っていた母グマに攻撃されてしまいました。
同僚によると、クマはセスさんを引っ掻き回したうえ激しく噛みつき、あっという間に倒してしまったそうです。
その後クマは森の奥へ逃げて行きましたが、攻撃はわずか数秒だったにもかかわらず、セスさんの全身からは大量の血が。
同僚はただちに彼を基地内の医療施設へと運んだものの、到着後間もなくして死亡しました。
また同僚もクマの攻撃により軽傷を負い、病院で治療を受けたということです。
同州の魚類野生生物局は、このたびのクマの攻撃は子グマを守る防御行為だったとするも、人間の死に関わったため駆除を検討。
自然界において、5月は冬眠から目覚めたクマたちがお腹を空かせて獲物を狙っているため、危険な時期だといいます。
今回の悲劇に対し、世間からは「クマよけスプレーの所持を義務付けていなかったの?」「クマの生息地に基地があるのに安全対策はどうなっていたのか」といった疑問が殺到。
ほかにも「人間を襲ったクマは殺されるべき。悲劇が繰り返されないように」「安全を考慮しなかった人間側が悪い」「優秀な兵士だったと別のニュースで見ました。私も辛いです」「そういった基地に配属されている兵士はクマによる攻撃の訓練も必要だ」といった声が寄せられました。




