首は激しく損傷… カナダでクマに襲われた3人が死亡

画像はイメージ(Kylie Kae / Flickr

楽しい週末となるはずだった4人の青年たちに起こった悲劇を、世界のクマ被害を紹介するYouTubeチャンネル「Scary Bear Attacks」が伝えています。

【動画】楽しい週末のはずが… クマに襲われ亡くなった3人

クマに襲われた3人が死亡

初夏の始まりを感じるある日のこと、カナダ・オンタリオ州に暮らす18歳のリチャード・リンドレスさんと16歳の弟ウィリアムさんは、同じく兄弟で14歳のマーク・ハーフケニーさん、12歳の弟ジョージさんと共に遊んでいました。

4人はアルゴンキン州立公園内にあるレイディアント湖で釣りをすることに。

1日中釣りをしたり駆け回ったりして過ごしていた彼らは、日が暮れる頃になっても陽気に遊んでいたといいます。

ところがそんな青年たちのはしゃぐ声を聞きつけてやってきたのは、1頭の大きなクマでした。

彼らに気が付かれないよう、静かに忍び寄って距離を縮めてくるクマ。

リチャードさんらは少し離れた場所へ遊びに行きましたが、ジョージさんだけは黙々と釣りをしていたそうです。

クマはそんなジョージさんに狙いを定めると、背後から一瞬にして襲い掛かって首の骨を折り、いとも簡単に殺害してしまったのです。

一方でマークさんとウィリアムさんは、ジョージさんの声が聞こえなくなったため不審に感じて捜索を始めました。

彼らは手分けして探すことになったといい、クマはどんどん近付いてくる彼らの声を聞き、再び茂みに隠れて待ち伏せをします。

そしてマークさんが目の前を通った瞬間、勢いよく襲い掛かりそのまま殺害。

その時の叫び声と襲撃音を聞いたウィリアムさんが周囲を警戒している間に、クマは彼のことも殺してしまったのです。

湖のほとりでただ1人残され、強い孤独と不安に駆られたリチャードさんは「何かがおかしい」と感じ、当局に通報しました。

捜索隊による捜索が始まると、彼らは湖周辺のあちこちに落ちている釣り具や竿、衣類を発見。

さらに数時間後、捜索隊はジョージさんとマークさん、ウィリアムさん3人の遺体を見つけました。

彼らの遺体はいずれも首が激しく損傷しており、同じような傷跡が残っていたそうです。

クマの嗅覚は非常に鋭く、当局はリチャードさんらが釣った魚の匂いにおびき寄せられたのではないかと考えています。

この残酷すぎる事故に対し、「胸が痛いし、ただ1人残った子もかわいそう」「輝かしい未来が待っていたのに」「こういう話題を聞くとクマが憎い」「どれほど狂暴なクマだったんだろう」「まだまだ若い。ご両親も相当辛いはず」といった同情が寄せられ、世間に衝撃を与えています。

Text by 春野 なつ