全身はぐちゃぐちゃに傷… クマに襲われた男性が死亡
画像はイメージ(Pat (Cletch) Williams / Flickr )
釣り仲間だった男性たちに起こった悲劇を、世界のクマ被害を紹介するYouTubeチャンネル「Scary Bear Attacks」が伝えています。
【動画】体は木と木の間に挟まれており… クマに襲われ亡くなった男性
クマに襲われた男性の最後
夏の終わりのある日、アメリカ・アラスカ州のキャンプ場付近で、5人の男性たちが釣りをしていました。
満足のいく釣果だった彼らは荷物をまとめて宿泊先の小屋へ戻ることにし、準備ができた人から帰り始めたそうです。
まず初めにグローバー・フォスターさんが出発し、来た道を戻りました。
続いて出たのはフランク・バーンズさんで、護身用の銃を持ち、一人で森深い近道を通ることに。
あっという間に彼の姿は木々の茂みに埋もれ、見えなくなってしまいました。
ところが間もなくしてフランクさんの叫び声と銃声が一帯に響き渡りました。
4人は彼が向かった方向へ行き姿を探したものの、しばらくして見つけたのは、クマに襲われ全身がぐちゃぐちゃに傷付いたフランクさんでした。
傷口からは大量に出血し、体は木と木の間に挟まれた状態だったそうです。
グローバーさんらは急いで彼を救出すると、ボートを操舵してランゲル市にある病院へと向かいました。
しかし医師らは治療を施すも、より大きな病院での治療が必要と判断し、フランクさんをオレゴン州ポートランドへ搬送することに。
ところがその過程で、残念ながらフランクさんは帰らぬ人となってしまいました。
それから約1年後、1組の親子が同じ地点で釣りをしていたところ、突然クマが現れ父親に襲い掛かろうとしたそうです。
そこで息子のアーノルドさんが持っていたライフル銃でクマを射殺し死骸を確認すると、クマの口元には古傷があったことが判明。
関係者らは、かつてフランクさんに撃たれた後に彼を襲った個体ではないかと考えるも、その真相はいまだに不明のようです。
この痛ましい事故に対し、ネット上では「なぜ離ればなれになったのか」「森での単独行動はかなり危険なのに」「被害者には同情するけれど、自分は大丈夫って甘く考えていたのかも」といった非難のほか、「クマは致命傷でなければケガしていても生き延びると聞いた」「多分同じ個体だと思う」「息子さんがすぐに気が付いてよかったね」などのコメントも寄せられました。




