電源を付けただけなのに… DJIのドローンを自宅で試した直後、警官に連行され写真も掲示される
画像はイメージ(C.Stadler/Bwag / Wikipedia Commons )
中国・上海で、購入直後のDJI製ドローンを自宅で数十秒間テストした人物が、警察に連行された話がXで拡散されています。
DJIドローンの使用で警察に連行
投稿した人物は、ドローンの品質確認のためWi-FiやGPSを使わず、室内で1分も満たない短時間で飛行させました。
すると突然、警察官2人が自宅を訪問。
正式な許可を得ずに飛行させる「ブラックフライ」に該当する疑いで警察署に連行されました。
警察からは、飛行記録や購入情報、自宅で撮影された画像などが掲示されたとのこと。
これはテスト飛行に過ぎず、違法な意図はないと証明。
事情聴取と教育指導のうえで数時間後に解放されたと言いますが、「警察がどのようにしてそうした写真などを入手できたのかと考えると恐ろしい」と投稿者は振り返っています。
また投稿者によると、中国ではドローンの「ブラックフライト」に対する取り締まりがかなり厳しくなっているといい、上海ではほとんどの場所が飛行禁止になっているとのこと。
管制で許可が出るエリアでも飛ばせないにもかかわらず、投稿者はその取り締まりに引っかかってしまったと明かしています。
投稿者は「不幸中の幸いだったのは、屋内じゃなくて住宅街やベランダ、あるいは空が見える屋外のスペースでテストしてたら、そのまま拘留されててもおかしくなかった」「中国の大都市では、軽い気持ちでドローンを買って遊ばないほうがいい。たとえ買ったとしても、試し飛行はできない。自宅の閉め切った室内ですらダメ」とも注意喚起しています。




