後頭部から頭皮、背中の皮まで引き剥がされ… クマに襲われた男性が死亡
画像はイメージ( David Mitchell / Flickr )
北方領土の一つで、北海道知床半島から東に位置する国後島。
ロシア語では「クナシル島」と呼ばれ、現在では8000人を超えるロシア人が暮らしています。
国後島でクマが人を襲撃
そんな国後島で2019年に起こった痛ましいクマ被害を、YouTubeチャンネル「Scary Bear Attacks」が伝えています。
冬眠に向けた準備が本格的となる10月のある日、同国の空軍に所属していたアレクセイ・イワノフスキーさんは、数人の同僚とともに海岸へ向かいました。
噂で「かなりの量のカニが獲れる」と聞き、捕まえてその日の夕飯にしようとしたのです。
彼らはそれぞれ少し離れて捕まえることに。
ところが、アレクセイさんは砂浜に目を向け夢中になるあまり、どこからか親子グマが姿を現していたことに気が付きませんでした。
顔を上げた時にはすでに遅く、親子グマに囲まれている状態だったといい、逃げ場もないアレクセイさんを母グマが襲い掛かります。
まず足に噛みつき彼を引きずると、今度は体じゅうを噛んで引っ掻きまわしたそうです。
さらに頭を攻撃し、後頭部から頭皮を引き剝がしたうえ、背中の皮まで引き裂くほどの狂暴ぶり。
彼の尋常でない叫び声を聞いた同僚たちが駆け付け、石を投げるなどして助けようとしたものの、アレクセイさんはすでに頭から足に至るまで全身を引き裂かれてしまっていました。
最終的に同僚らは乗ってきた車で突進すると、クマたちは森へと帰って行きました。
その後、通報を受けて駆け付けた救助隊が応急処置を施し、アレクセイさんをドクターヘリで搬送。
手術を受け9日間生き延びましたが、残念ながら帰らぬ人となってしまいました。
この事故に対し、ネット上では「クレイジーな人たちはクマの怖さを理解していない」「クマが可愛いなんて大嘘よ」「クマを見たことがあるけれど、子グマですらかなりのデカさだったよ!」「この光景を想像すると心が痛む」「犠牲者もかわいそうだけれど、目の当たりにした同僚の方にも同情する」といった声が寄せられています。




