遺体はむさぼり食べられていた… キャンプ場で男性がクマに襲われ死亡
画像はイメージ(amboo who?/ Flickr )
長年アウトドアを趣味としてきた男性の悲惨な末路を、アメリカメディア「CBS News」および世界中のクマ被害を集めたYouTubeチャンネル「Scary Bear Attacks」が報じています。
クマに襲われた消防士が死亡
彼はイリノイ州エルジン出身で、生物学の修士号を取得していたほか、救急救命士と消防士の資格を持つパトリック・マドゥラさん。
彼は 2020年9月8日から11日の3泊4日で、ノースカロライナ州に位置するグレート・スモーキー・マウンテン国立公園のキャンプ場に滞在する予定でした。
そこは人通りの少ない山奥にあり、静寂と野性感を求めるキャンパーたちに好まれているといいます。
パトリックさんはキャンプ場に到着してテントを設置し、非日常的な大自然を味わっていました。
ところが11日、キャンプ場横のトレイルを通った数人のハイカーグループは、人の気配がない不自然なテントが一つあるのを発見。
覗いてみるとそこにパトリスさんの姿はなく、さらに彼らはテント裏に争った形跡と血痕があることに気が付きました。
血痕を辿ってみるとすぐそばの小川につながっており、そこには1頭の大きなクマが居座っていたのです。
クマは茂みのなかで何かに夢中になっているようで、不審に感じたハイカーたちは電波がある地点に戻って通報をすることに。
翌日捜索隊が出向くと、クマがパトリスさんの遺体をむさぼり食っている場面に遭遇し、クマは即座に射殺されました。
検死の結果、パトリスさんは体のほぼ全ての箇所に攻撃を受けており、深い裂傷を負い骨折もしていたことが分かりました。
また傷は頭部や左の肺にも到達しており、その激しさが世間に衝撃を与えるとともに、公園側は訪問者に安全対策の強化やクマへの適切な対応などを呼び掛けました。
動画のコメント欄には「自然豊かな地域に暮らしているけれど、年々クマの出没情報が増えているように感じる」「クマも人を恐れなくなっている」「クマは人間の人口過密化によって生息地を失っているので、このような事故が増えているのも不思議ではありません。人間の命が一番大切なのではなく、すべての命が尊いのだと思う」「人間の安全のためには駆除も仕方ない」など、様々な意見が寄せられました。




