首から背骨に至るまで皮膚が破け失明… クマに襲われ一命を取り留めた男性
画像はイメージ(mike / Flickr )
最近では都市部でもクマの目撃情報が頻発していますが、山間部に出かける際は一層の注意が必要です。
クマに襲われ失明した男性
このたびアメリカメディア「A&E」がYouTubeで、幸せな結婚記念日になるはずだった夫妻に起こった悲劇を伝えました。
ある週末、ジョンさんと妻リンさんは結婚13周年を祝うべく、ワシントン州に位置するワナッチー湖周辺のバンガローに、娘ミーガンさんと2匹の犬とともに宿泊しました。
そして夜7時半過ぎ、ジョンさんは犬の散歩のため外へ。
ところが道路を歩いていると突然、どこからか低い唸り声が聞こえてきたといいます。
彼がその正体に気が付いた時にはすでに遅く、目の前にいたのは1頭のクマでした。
一瞬にしてクマに飛び掛かられ、「クマだ!助けて!」と叫んだジョンさん。
必死に抵抗するもクマに敵うはずもなく、2、3分ほど襲撃が続いたそうです。
クマに強く引っ掻かれ、顔の右半分が引き裂かれたほか、左目にパンチを受け一瞬にして視界が真っ暗に。
失明した挙句、首から背骨に至るまで皮膚が破けており、全身に大ケガを負った彼は「体じゅうズタズタに引き裂かれていた」と当時の壮絶な様子を語りました。
しばらくしてクマは満足したのか去って行き、その間に犬たちは走ってバンガローへ。
ミーガンさんは戻った犬を室内に入れるも、ジョンさんの姿がどこにも見当たりません。
不審に感じ彼女とリンさんが周囲を探すと、道端で倒れている彼を発見し、すぐに救急隊に通報しました。
ただちに病院へ搬送された彼は、医師から「背骨が露出していて、頭が変な角度に垂れ下がっている」と告げられました。
その後、18時間にもおよぶ大手術を経てなんとか一命を取り留め、襲ったクマも射殺されたということです。
メディアに対し、「死ぬと思ったけど、妻と子供を残して死ねませんでした。妻もそうならないように精一杯励ましてくれたので死なずに済んだのだと思う」と語ったジョンさん。
ネット上では「どれほど痛く辛い経験だったことでしょう」「シェアしてくれてありがとうございます」「家族を思う気持ちが素敵」「とても怖いね。皆さん無事でよかったです」「18時間の手術ってどれほどのケガだったのか想像もつかない」といった反応が寄せられました。




