駐中国日本大使館が批判した日本の「非核三原則」 外務省は「根拠がない」と真っ向から反論
ASSOCIATED PRESS
2025年11月24日、駐中国日本大使館が国際原子力機関(IAEA)の理事会における中国代表の発言を引用し日本の「非核三原則」を批判しました。
日本の外務省はこれに対し「根拠のない批判」と反論しています。
中国が日本の「非核三原則」を批判
中国側は、日本が掲げる「非核三原則」に対して曖昧な姿勢を示していると批判し、場合によっては放棄する可能性もあるのではないかと指摘しました。
さらに、日本が長年にわたり民生用原子力の名目で大量のプルトニウムを蓄積してきた点を指摘し、これが軍事転用可能な規模であることから、国際社会に対して説明責任を果たすよう求めました。
これに対し、日本側は、「非核三原則」は国是として堅持しており、戦後一貫して国際社会の平和と繁栄に貢献してきたと強調しました。
日本が保有するプルトニウムなどの核物質はすべてIAEAの厳格な保障措置の下で平和利用されており、その活動には完全な透明性があると反論しました。
日本政府は11月21日の理事会でも同様の立場を明確に表明しており、中国の指摘には根拠がないとしています。




