「人種差別には当たらない」 京都の地蔵院(竹寺)が国内在住か否かで拝観料を分けている理由を説明

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京都の竹寺として知られる地蔵院(竹寺)が、拝観料の料金体系についての説明を公式Xアカウントで投稿しました。

【画像】「一休さん」生誕の寺として知られる地蔵院(竹寺)

国内在住かどうかで拝観料を分けている地蔵院(竹寺)

この投稿は、日本在住者と海外在住者で料金を分けていることに対し、一部で人種差別的ではないかという疑問の声があがっていたことを受けたものです。

同寺の拝観料は「二段階制」になっています。

日本在住の大人は500円、小中高校生は300円、海外在住の大人は1000円、5歳以上18歳以下は500円と設定されています。

加えて、元日は京都市民であることを証明できれば無料になるとのことです。

地蔵院はこの区分について、人種や国籍ではなく「日本国内に居住しているかどうか」を基準としているとし「人種差別には当たらない」と強調。

海外の人を疎んじているのではなく、国内在住の人を優遇しているという認識だと明かしています。

また海外在住の外国人は予約なしの団体拝観はできず、海外からの予約も受け付けていないとのこと。

予約の際は、日本の交通社などを利用するようにお願いしています。

投稿では最後に「寺はお参りするところですので、観光だけで来られる人よりも、お参りに来られる人を優先したいという思いです。また拝観料は30年据え置かれています。その間の物価の上昇をご考慮いただきたく存じます」とつづっていました。

Text by 浅田 一