遺体はひどく損傷… 26歳男性がクマに襲われ死亡
画像はイメージ(Keith Roper / Flickr )
日本では毎日のようにクマによる被害が報じられていますが、世界的にも同様のケースが増加し大きな問題となっています。
クマに襲われた男性が死亡
イギリスメディア「The Guardian」によると、2023年4月、イタリア北東部に位置するトレンティーノ州で、ランニング中の男性がクマに襲われ死亡する事故が発生しました。
亡くなったのは、近郊の村カルデス出身のアンドレア・パピさんで、弱冠26歳でした。
当時、アンドレアさんは山間部を1人でランニングしていたといい、数時間経っても帰宅しなかったため家族が警察に通報。
捜索隊が夜通し付近の山を捜索したところ、彼の遺体が発見されたということです。
遺体は酷く損傷し、特に首や腕、胸に致命傷を負っており、その後に行われた検視の結果、クマに襲われたことが確認されました。
地域のマウリツィオ・フガッティ知事は、襲撃を行ったクマが特定され次第、追跡して駆除することを発表した一方、元環境保護活動家で現在は動物福祉団体に所属するアンナマリア・プロカッチさんは、地元当局の対策不足を非難。
「前もって母グマが子育てをしている地域から人々を遠ざける措置を講じるべきだった」と強く訴えました。
この事故に対し、「アラスカのような広大な地域以外では、クマとの遭遇が増える可能性が高くなる」「クマの個体数が増加すると同時にどんどん自然が失われている。クマが生息できる場所がなくなりこうした結果になる」「1人で森をランニングするなんて信じられない」「森へ行くのにクマよけスプレーやナイフは持っていなかったのか」といった様々な反応があがっています。




