立てこもっていた4頭全てを駆除 74歳男性が自宅に侵入したクマに襲われ重傷
画像はイメージ(PLF73 / Flickr )
日本では毎日のようにクマによる被害が報じられていますが、世界的にも同様のケースが多発し大きな問題となっています。
【動画】「そんな4頭全部を殺さなくても…」の声も クマに襲われた74歳男性
クマに襲われた70代男性
特に自然豊かな地域では、クマに遭遇する機会もぐんと高くなってしまいます。
アメリカ・コロラド州の国立公園および野生動物を管理する「Colorado Parks and Wildlife」は、野生のクマが民家に侵入したケースを報告しました。
2024年10月3日の午後8時半頃、レイクシティ北部のある民家で、74歳の高齢男性がくつろいでいました。
すると突然1頭の母グマと3頭の子グマが、半開きになっていた引き戸のドアを自ら開けて侵入してきたといいます。
驚いた男性は慌てて椅子を使いクマたちを外に追い出そうとしましたが、怒った母グマが攻撃的に。
男性を壁に突き飛ばし、覆い被さるようにして上に乗っかったそうです。
さらにクマは全身を引っ掻き、頭、首、両腕、下腹部、肩、ふくらはぎなどに重傷を負いました。
当時、この家にいた別の住人と男性はなんとか寝室へ逃げ切り、警察と救急隊に通報。
彼らが駆け付けた際もクマ4頭は住宅内に立てこもっており、後に射殺されたということです。
男性は手当てを受け一命を取り留めましたが、当局は近年のクマについて「明らかに人間慣れしており、人が住んでいる地域に平気で侵入しようとする」とコメント。
続けて「クマがこのレベルまで人間に慣れているということは、すでに多くの人間との接触があったことを意味している。地域社会が私たちと協力してくれなければ、一向に解決できません」と訴えました。
今回の出来事に対し、ネット上では「もし人間がクマの生息地に住み続けるなら、その責任は人間が負うべきでありクマが負うべきではない」「そんな4頭全部を殺さなくても…」「クマが民家に出没するのはそこに食料があると学習したからだ」「人間に危害を与えるクマは駆除されるべき」「最近のクマ被害は想像を絶するほど多いから仕方ない」など意見が分かれている模様です。




