スプレーも効かず死を覚悟… ハイキング中クマに襲われた夫婦
画像はイメージ(Richard Gillin / Flickr )
日本国内だけでなく世界的にもクマの出没が増加傾向にあり、特に山間部へ出かける際は一層の注意が必要です。
ハイキング中クマが襲撃
カナダメディア「CityNews Vancouver」は、クマによる人的被害がブリティッシュ・コロンビア州プリンス・ジョージで発生したことを伝えました。
「Global News」のYouTubeによると、この事故の被害者はショーナ・テライさんとクリスさん夫妻。
2人は2025年10月11日、マクレガー・マウンテンの人気ハイキングコースを散策中、突然グリズリーベアに遭遇。
クリスさんの少し先を歩いていたショーナさんは、子グマを連れた母グマに攻撃されてしまいました。
クマは彼女を一度持ち上げ地面に叩きつけたといい、必死で衛星通信機器のSOSボタンを押したショーナさん。
一方のクリスさんはクマよけスプレーを噴射するも効かず、両手を広げながら大声で叫びクマの気を引こうとしたそうです。
結局クリスさんもクマに襲われてしまいますが、2人はなんとか逃げ切り、駆けつけた救助隊に保護されました。
2人はドクターヘリで病院へと搬送されて治療を受け、重傷を負ったショーナさんも現在は回復しているということです。
彼女は攻撃された瞬間について「これが最後だ。私は死ぬんだ」と感じたことを明かしたほか、「明るい服装でいたことも救助隊の発見を早め、命が救われた要因だった」とも話しています。
YouTubeの映像では彼女の頭部に残る痛々しい傷跡が映っており、「これを見たら怖くて自然が多い地域に行けない」「傷跡が悲惨さを物語っている」「2人とも無事で本当によかった」「彼女が完全に回復し、後遺症が一切残らないことを心から願っています」といったコメントが寄せられ、世間に衝撃を与えています。




