頭部に60針を縫うことに… 国立公園でクマに襲われたレスリング部の大学生
画像はイメージ(Nigel Hoult / Flickr )
日本では毎日のようにクマによる被害が報じられていますが、世界的にも同様のケースが増加し大きな問題となっています。
【動画】とても痛そうだ… クマに襲われ大怪我を負ったレスリング部の大学生
2022年10月には、アメリカ・ワイオミング州のショショーニ国立森林公園でクマによる事故が発生しました。
アメリカの国立公園でクマが襲撃
同国メディア「abc」によると、パウエルにあるノースウェスト・カレッジのレスリング部に所属する大学生4人が、公園内に落ちている鹿の角を探していました。
すると突然、森の茂みから大きなグリズリーベアが走ってきたといいます。
当時、その場にいたブレイデン・ロウリーさんとケンドール・カミングスさんは「ガサガサという音は聞こえたけれど、目の前に現れるまで姿が見えなかった」とメディアに明かしています。
姿を現してから襲撃までは一瞬の出来事だったそうで、クマは初めにロウリーさんに襲い掛かります。
彼を助けようと、「クマだ!クマだ!」と叫びながら必死にクマに掴みかかったり殴ったりしたカミングスさん。
しかし今度はそれに怒ったクマがカミングスさんに襲い掛かってきたのです。
当時の恐ろしい光景について「クマは私を地面に押し倒し、頭で地面に押し付けながら木の方まで引きずっていき、私を抑えつけながら攻撃してきました」と話しており、クマによる2人への攻撃はその後もしばらく続いたそうです。
その間にオーガスト・ハリソンさんとオーリン・ジャクソンさんは救助隊を要請。
幸いにもカミングスさんらはクマから逃げ出すことに成功し、2人はドクターヘリと救急車で病院へと搬送されました。
ロウリーさんは左腕を複雑骨折したほか、カミングスさんも頭部に60針を縫う大ケガを負い治療を受けたということです。
同メディアのYouTubeではカミングスさんの痛々しい傷跡も公開されており、世間からは「怖かっただろうに。かわいそう」「傷跡を見ただけでどれほど悲惨な状況かが伺えるわ」「全員助かって本当によかった」「一番の大ケガを負ったけれど、友人を救ったヒーローね!」「友達を救うためにクマと格闘して生き延びた…その傷跡はとんでもない武勇伝の証明だよ。まさに伝説だ!」といった称賛が多数寄せられています。




