最初はじゃれ合っていたのに… 愛犬がクマに噛みつかれ重傷

画像はイメージ(Pacific Southwest Forest Service, USDA / Flickr

日本では連日に渡りクマによる被害が報じられていますが、世界的にも同様のケースが増加し大きな問題となっています。

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クマが飼い犬を襲撃

アメリカ・コネチカット州では、散歩中の犬がクマに襲われる痛ましい事故が発生。

その詳細を同国メディア「People」が伝えています。

2025年6月29日、ウェスト・ハートフォードに暮らすケイリー・ロイさんは、10歳になる愛犬フェニックスを連れて山でハイキングをしていました。

するとフェニックスが突然走り出したため不審に感じていると、そこから2頭の子グマを連れた母グマが現れたといいます。

初め、フェニックスと子グマはじゃれ合っていたものの、危険を察した母グマが突如攻撃的に。

フェニックスの首に深く噛みつき、そのまま森へ引きずり込もうとしました。

「フェニックスの最期はこんな形で終わらせられない。逃げることは一切考えなかった」とメディアに話すケイリーさんは、リュックに入れていた水筒でクマの顔と鼻を必死で殴ったそうです。

また「自分を大きく見せるため手を広げ、おかしな人のように大声で叫び続けた」といい、驚いたクマはフェニックスを置いて逃げて行きました。

その後、フェニックスは急いで動物病院へ。

首と胴体に激しい損傷を負い出血していたにも関わらず、奇跡的に内臓や食道には達しておらず、一命を取り留めたということです。

ケイリーさんらはこのハイキングコースを日頃から利用していますが、これまでに一度もクマを目撃したことはなく、世間からは「いつ遭遇するか分からない」「自然が多い地域に暮らしている人は常に警戒心を持つことが大事」「最近では街中でもクマの目撃情報が多い」「大切な犬が助かってよかったわ」といった声が寄せられています。

Text by 春野 なつ