街中でもとうとう… 学校前で母子がホッキョクグマに襲われ死亡
画像はイメージ(Weith / Wikipedia Commons )
自然豊かな地域では、野生動物による被害がたびたび報じられています。
街中にホッキョクグマが出没
アメリカメディア「People」は、アラスカ州のベーリング海峡に位置する同国最西端の小さな村ウェールズで起こった事故を伝えました。
2023年1月のある日の午後、24歳の母親サマー・ミオミックさんと1歳の息子クライド・オントワスラックくんが村の道を歩いていました。
ところが2人は、キンギクミウト・スクールと病院の間の道に入ったところでバッタリとホッキョクグマに遭遇。
2人は学校の玄関前で襲撃されてしまいました。
事態に気が付いた地元住民と学校の職員が、ショベルでクマを追い払い母子を救助しようとしたものの、クマは怒って攻撃的に。
さらに学校の中に入ってこようとしたため、彼らは校内に避難しドアを閉め切ってしまい、母子を助けることができなかったそうです。
その後、2人の死亡が確認され、検死のため州検視局へ移送されたということです。
また、近年の北極圏では地球温暖化の影響で海上の氷が減少し、ホッキョクグマが人々の暮らす地域に出没するケースが増えたといいます。
しかしホッキョクグマが人間を襲うケースはかなり稀で、同州では30年以上ぶりに発生したホッキョクグマによる死亡事故であることが分かっています。
ネット上では「美しい母親とお子さんに胸が痛みます」「全て人間のせいだ」「お母さんは子供だけでも助けたかったと思う」「目の前で我が子の襲撃を見るのはとても辛かったはず」「ホッキョクグマもかなり怖いんだね」といった同情の声があがっています。




