どうした、ついてこい! 100円ショップに侵入したクマを客が店の外まで誘導
画像はイメージ(Jess Johnson / Flickr )
アメリカ東部の100円ショップでクマが入り込む騒ぎがありましたが、居合わせた一人の客の勇敢な行動が話題となっています。
クマを店の外に誘導した客
この出来事は、「NBC 10 WJAR」をはじめ、複数のメディアが報じています。
アメリカ・ニュージャージー州バーノンの100円ショップ(ダラージェネラル)に、メスの黒いクマが侵入しました。
現場に居合わせた不動産業者ショーン・クラーキンさんは、冷静にクマを誘導し、外へと導く様子を携帯電話で撮影。
動画では、クラーキンさんが「どうした、相棒?」「ついて来い」と声をかけながら出口を探し、他の客に避難を呼びかける姿が映っています。
後に地元局の取材に対し、「店の中には人がいた。クマを外に出したほうが安全だと思った」と語ったクラ―キンさん。
彼は、「自由だ、行け!」と声をかけてクマを外へ送り出し、店内の安全を確保しました。
しかしその後、このクマが過去に高齢の女性や犬を襲っていたことが明らかになり、ニュージャージー州環境保護局が検査を行ったうえで安楽死処分にしたと、NDTVが報じています。
この出来事に対し、SNSでは「1ドルでクマを買えるなんてお得だな」「自分の犬より言うことを聞いている」といったユーモアのあるコメントが寄せられました。
その一方で、「かわいそうなクマ。人間に追われてしまった」「この土地はもともと彼ら(クマたち)のもの。敬意を払うべき」といった、人間による自然への影響を問う声も。
安楽死という結果に、「悲しい結末だ」と沈痛な思いを述べる人も少なくありませんでした。




