テントに食べ物を放置していたら… クマが襲いかかり3歳児が怪我

画像はイメージ( Luke Jones / Flickr

日本国内でクマによる痛ましい人的被害が相次いで報じられていますが、近年では海外でも同様の事故が多く発生しています。

【動画】油断できない… テントを襲ったクマ

テントを襲ったクマ

アメリカメディア「CNN」によると2024年8月11日、モンタナ州レッドロッジ南部のキャンプ場で、ある一家がキャンプをして過ごしていました。

ところが人々が寝静まった午後10時頃、1頭のクマが一家のテント内に侵入し、3歳の女の子に襲い掛かったといいます。

女の子はすぐに家族によって助けられ、病院で治療を受けたため命に別状はありませんでした。

その後、当局が設置した罠に彼女を襲ったとみられるクマがかかったことから、クマを射殺したということです。

また当局の調査では、襲撃があったテント内外に食べ物やゴミ、クーラーボックスが放置されていたことが判明。

クマが食料を求めて近寄ったことによる襲撃だと考えられており、日頃から人間の食べ物や人間自体に慣れていた可能性を指摘しています。

世間からは「クマが死んだのは、キャンプ場で簡単に餌が手に入ることを覚えてしまったためです。生き物のためにも、絶対に食べ物やゴミの管理には気を付けよう」「この事故に責任があるのは餌を屋外に置いていた人々だ」「なぜ射殺するの?悲劇的な事故だけど、野生動物はキャンプの一部であり、人間が動物のテリトリーにいるのです」など、キャンパーに対する批判の声が相次いでいます。

Text by 春野 なつ