「日本の治安悪化を感じる」 イオンのセルフレジで客が支払わず画面を放置か
画像はイメージ(GEEK KAZU / Flickr )
イオン系列のスーパーに設置されているセルフレジで、「既に商品がスキャンされた状態で放置されていた」という利用者の投稿がSNSで注目を集めています。
イオンのセルフレジで未払い問題
その出来事に遭遇したのは、桃野泰徳さん(@momod1997)。
桃野さんはその日、奈良県にあるザ・ビッグエクストラ平群店で買い物していました。
こちらのスーパーのセルフレジではマイバッグに購入する商品を詰め込む場合、スキャン前に所定の位置にエコバッグをかける必要がありました。
桃野さんがエコバッグをかけてセルフレジ機で商品を読み取ろうとしたところ、画面にはすでに商品スキャン済みの状態で3,800円ほどの支払額が表示されていたといいます。
後から来た人が気付かずにそのままスキャンを始めてしまえば、知らぬ間に他人の買い物分を支払ってしまう可能性があるのです。
桃野さんは当初別のレジに移ろうと考えていましたが誤解されるのを避けるため、店員を呼びました。
店員にセルフレジ機の画面を見せると「お客様の会計ではないのでしょうか?」と聞かれましたが、桃野さんは「今来たばかりで、マイバッグにはまだ何も入れていない」と説明。
桃野さんは店員に、直前にセルフレジを利用した客がスキャンだけして逃げた可能性を指摘しました。
店員が対処することになり、桃野さんは別のセルフレジに移動。
該当のレジには「閉鎖中 別のレジにお回りください」という札が置かれ、店員3人ほどが集まって操作を行っていたとのことです。
桃野さんは「最初の対応時には一瞬、自分が疑われたように感じましたが、最後には“お知らせくださりありがとうございました”と声をかけてもらい、不快な思いはありませんでした」と明かしています。
桃野さんは今回の出来事に対し「1000円以下なら気づきにくいのでは」との懸念を示しています。
この投稿に対して、多くの利用者から「同じような体験をした」「注意しないといけない」「日本の治安の悪化を感じる」といった声が寄せられました。
この件について、NewSphereはイオン株式会社に対策や発生件数などを取材しました。
同社は今回の出来事については把握している一方で「多くのお客さまより形は違うものの、協力等のご要望を数多くいただいており対応に苦慮いたしております」と返信がありました。
今後もこうしたケースが繰り返されるようであれば、セルフレジ全体としての対策が求められることになりそうです。




