ライオンの恐ろしさを再認識…! サファリパークで襲われた飼育員が即死

画像はイメージ( Sam Felder / Flickr

動物園とは違い、生き物たちとの距離が近く、野生感を味わえると人気のサファリパーク。

【動画】最初からライオンが狙っていた? 襲われる恐ろしい瞬間

ライオンが飼育員を襲う

ところが先日、恐ろしい事故が発生し、世間の人たちを震撼させています。

アメリカメディア「People」によると、事故は2025年9月10日、タイ・バンコクにある「サファリ・ワールド・バンコク」で起こりました。

飼育員のジャン・ランカラサミーさんは、車に来園客を乗せてライオンがいるエリアを走行していたところ、道端に何かが落ちているのを見つけました。

車から降りてそれを拾おうとかがみ込んだ次の瞬間、1頭のライオンがジャンさんに背後から飛び掛かりました。

当時、現場にいた客は「初めは飼育員が来たことで喜んだライオンがじゃれているのだと思った」と話していますが、次第に集まるライオンの数が増え、ただ事ではないことに気が付いたそうです。

客たちはパニックになりながらも、クラクションを鳴らすなどして必死に助けを求めましたが、ジャンさんは地面に引きずり倒され動かなくなってしまいました。

彼らは「どう助けたらいいのか分からなかった」と明かしており、15分間もの間、別の職員が来るのをそこで待たなければならなかったといいます。

ジャンさんは即死だったようで、同園は無期限で閉鎖となることが発表され、現在は警察や国立公園・野生生物・植物保護局が、安全対策が万全だったかなどの捜査を行っている模様です。

ネット上では「狂暴な野生動物の場合、距離が近いのも考え物だ」「ライオンは賢くて器用。もしかしたらお腹が空いていて、最初から狙っていたのかも」「落とし物があったからって、なぜライオンの目の前で降りたんだ」「撮影なんかしてないで、車を運転してライオンに突っ込めば助かったかもしれないのに」など、様々な反応があがっています。

Text by 春野 なつ