「太陽系外惑星は6,000個ある」 NASAが公式発表
画像はイメージ(Paul Hudson / Flickr )
米航空宇宙局(NASA)が、太陽系外惑星の確認数が6,000個に達したと発表し、世間の関心を集めています。
太陽系惑星は6000個
この件は科学誌「Live Science」をはじめ、複数の海外メディアでも報じられました。
太陽系外惑星の研究は1990年代に始まり、1992年にパルサー(中性子星)を回る惑星が初めて確認されました。その後、1995年には通常の恒星を周回する惑星が見つかり、探査は本格化しました。
NASAによると、ケプラー宇宙望遠鏡やトランジット系外惑星探査衛星(TESS)などの観測を通じて、これまでに多様な惑星が報告されています。
中には巨大ガス惑星「ホット・ジュピター」や、公転周期がわずか数時間という極端な惑星、さらには潮汐作用により昼夜が極端に分かれる惑星も含まれています。
これらの惑星の多くは、望遠鏡で直接その姿をとらえたものではありません。
恒星の光が一瞬暗くなる現象や、恒星が重力でわずかに揺れる動きを観測することで「そこに惑星がある」と判断してきました。
ただし、カメラのように直接撮影できた例は、いまだ100個に満たないのが現状です。
研究者らは今後、惑星大気の成分や生物活動の痕跡を示す「バイオサイン」の検出に力を入れる方針です。
2027年に打ち上げ予定の「ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡」もその一翼を担うとされ、人類が抱く「地球は唯一なのか」という問いに迫る鍵となることが期待されています。
この件に関しネット上では、「惑星の存在そのものが生命を示している」「宇宙は生きた器だ」とロマンを語る声がある一方、「NASAは新しいことを言わない」「6,000個といっても宇宙全体から見ればほんの一滴にすぎない」と冷めた見方も目立ちました。
さらに「NASAは予算のために時間をかけているだけではないか」と懐疑的な意見や、「私たちが地球のことすら十分に理解できていないのに、他の惑星を調べるべきなのか」と問題を投げかける声も寄せられています。




