「幸運だったとしか言いようがない」 クマに複数噛まれるも自力で病院へ直行

画像はイメージ(jonathan_siberry / Flickr

日本国内ではクマによる痛ましい人的被害が相次いで報告されていますが、海外でも同様の事故が絶えません。

【動画】怖すぎる… 国立公園でクマに襲われるも命に別状はなし

アメリカのメディア「Anchorage Daily News」によると、2025年9月24日、アラスカ州スワード近くにあるキーナイ・フィヨルド国立公園で、ヒグマが男女2人を襲う事故が発生しました。

国立公園でクマが人を襲う

現場はエグジット・グレイシャー地域の、壮観な氷河が目の前に広がる人気トレイルの駐車場付近です。

午後6時40分頃、男女2人がハイキングを終えて車に向かおうとしていたところ、突然森の中から1頭のヒグマが現れました。

地元警察官が「Alaska’s News Source」に語ったところによると、クマはそのうち1人に襲い掛かったため、もう1人が阻止しようと間に入ったそうです。

当時、2人はクマよけスプレーや凶器を持っておらず、クマに体の複数部分を噛まれて負傷しましたが、命に別条はなく自力で車を運転して病院で治療を受けたということです。

警察官は「彼らが軽傷を負っただけで済んだのは幸運だったとしか言いようがありません」とコメント。

クマは森の中へ去って行きましたが、当面の間トレイルは閉鎖されるそうです。

世間からは「なぜこんな大自然に出かけるのにスプレーを持たなかったんだ」「怖すぎる」「私も以前そこでクマを目撃したことがある」「彼らの準備や知識が足りないと思う」といった声が寄せられました。

Text by 春野 なつ