鳩山由紀夫元首相、中国の“抗日戦争80年”記念式典出席で「中国側の配慮」報告 長男は参加に反対
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鳩山由紀夫元首相が2025年9月3日に中国・北京で行われた抗日戦争勝利80年の記念行事に出席し、その感想を4日、自身のXで明かしました。
【画像】抗日戦争勝利80年の記念行事に出席した鳩山由紀夫元首相
鳩山由紀夫元首相が抗日戦争勝利80年の記念行事に出席
鳩山元首相は「北京の抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利80周年記念式典に招待を受けた」と招待されたことから参加したことを告白。
「習近平主席は繰り返し日本軍国主義者の侵略に勝利したと述べ、周恩来首相と同じく、日本の軍国主義者と一般の日本人を区別して話された。歴史を正視し鏡とする重要性を今更ながら感じさせられました」と報告しました。
翌日、5日の投稿では「国民民主党の玉木代表から、私の訪中が中国のプロパガンダに使われるのではないかと懸念が寄せられていた。実は中国側の方が私を中国のプロパガンダに使ってるように思われてはならないと配慮してくれていた」と中国側の配慮があったことを表明しました。
「また習近平主席夫人が『こんにちは』と日本語で挨拶して下さったのも有り難い配慮であった」との情報もつづっていました。
そんな鳩山元首相の出席について、長男で国民民主党の鳩山紀一郎衆院議員は8月28日にXで「父には出席の取りやめを要請しました」と参加自粛を促していたことを明かしています。
「日本国民にとって最も大切なことは、戦争の悲劇を二度と繰り返さないために、歴史から学ぶべきことはしっかり学びつつ、抑止を中心に、常に最大限の戦略的な準備を行うことです」と持論を披露。
さらに「その観点で、日本の元首相が中国政府の戦勝記念行事に出席する必要はありません」と父とは意見が真っ向から対立しているようです。




