オーストラリアのゴールドコーストで、掃除機のごみ袋から思わぬものが見つかり、注目を集めています。

【動画】「ヘビではないか」掃除機から発見されたヘビ

この出来事は「TODAY」が伝えています。

掃除機から出てきたヘビ

体験者のネルソンさんは、掃除機のアプリから「ダストバッグを空にしてください」という通知が届いたと語ります。

ごみ袋を取り出したところ、袋の口がうまく閉まらず、隙間から小さな尾がはみ出しているのに気づいたネルソンさん。

さらに確認すると、色のついた部分が見え、「小さなヘビではないか」と直感しました。

その瞬間、同席していたパートナーは恐怖のあまりその場を離れ、近寄ろうとしなかったそうです。

ネルソンさんは仕方なくヘビを連れて自宅近くの公園に移動し、そこで放しました。

「命の危険を感じることはなかった。木に生息する無毒のヘビで、この地域では珍しくない」と冷静に語るネルソンさん。

ただし「ごみ袋の中に入り込むことは非常に珍しい」とも話しました。

ネルソンさんの言う木に生息する無毒のヘビは、俗にツリースネークと呼ばれています。

なお、ツリースネークの一種であるブラウンツリースネークは、細長い体で木登りに適応し、最大2mに達することもあります。

オーストラリアやパプアニューギニアなどに分布し、小型哺乳類や鳥類などを捕食することで知られています。

番組ではキャスターが「ヘビは絞め殺す習性がある」と解説する場面もありましたが、ネルソンさんはヘビが小さかったため「指くらいは絞められるかもしれないが、大げさに言うことではない」と笑いながら振り返りました。