「キャリアの終わりが近付いているようだ」 ダルビッシュ有に引退の噂が浮上

ASSOCIATED PRESS/ Ashley Landis

2025年9月2日現在、39歳となるサンディエゴ・パドレス所属のダルビッシュ有選手。

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彼は2023年のWBCを始めとする様々なシーンで、後輩たちに自身の経験や技術を惜しみなく助言する場面が目撃されています。

そんな頼れるベテランのダルビッシュ選手ですが、アメリカのスポーツメディア「ON SI」が契約満了を前に引退する可能性を伝えています。

ダルビッシュ有に引退の噂

チームは2023年に、6年間で総額1億800万ドルの大型契約を結び、42歳になる2028年に満了を迎えます。

ところがここ数年はケガに苦しみ、出場した試合数は激減。

同メディアは「昨シーズンはわずか16試合の先発登板に留まっており、これは2020年シーズン以降で最少の登板数だ」と指摘し、さらに今シーズンも右肘の炎症により、前半の大半を欠場したことを伝えました。

現在では再び登板しているものの「以前のような圧倒的な投球はできていない。かつてはパドレス最優秀投手賞に輝いたが、今では自己ワーストの防御率5.66を記録している」と厳しくコメントしました。

こうしたことから「ジ・アスレチック」のデニス・リン記者は「彼の過去の負傷歴を考えると、契約満了前に引退しないのは驚きだ」と言及。

ON SIは「ポストシーズンで華々しい回復を見せる可能性もあるが、いずれにせよ彼のキャリアの終わりが近付いているようだ」と述べています。

Text by 春野 なつ