ドジャース同僚にヤジを飛ばしていた観客 大谷翔平にも「10打席無安打だから大丈夫!」

ASSOCIATED PRESS/Derrick Tuskan

2025年8月24日(日本時間25日)に行われたドジャース対パドレス戦で、ドジャース選手たちにヤジを飛ばすも、ホームランを打った大谷翔平選手からハイタッチを求められ、一瞬で時の人となった1人の男性。

【動画】「ヤジなんかで動揺したりしない」大谷翔平の素顔

ドジャースにヤジを飛ばした観客が語った裏話

彼がこのたびドジャースのポッドキャスト「Dodgers Dougout Live」に出演し、舞台の裏側を明かしました。

実は野球に関しては全くの素人で、「選手のことも知らなかった」というマーケティング会社の経営者ビリー・ジーンさん。

サンディエゴで生まれ育った彼にとって「ヤジは地元に対する愛のつもりだった」といいます。

そして一緒に観戦したドジャースファンの友人から「オオタニは野球界のマイケル・ジョーダンだよ」と教えられ、彼の存在を知ったそうです。

ちなみに本人と友人たちの座席をまとめて購入したジーンさんは、チケット代の総額が2万ドル(約300万円)だったことも明かし、司会者を驚かせました。

大谷選手を初めて見た時は「とにかくデカい。どうしたらあんな体になるんだ?」と感じるも、友人から「最近調子が良くないんだ。10打席無安打らしい」と教えられます。

そこで大谷選手が打席に立つ前、「ピッチャー、大丈夫だ!次の打者は10打席無安打なんだから!」と叫び、大谷選手から軽く睨まれてしまったジーンさん。

さらにその後、豪快なホームランを放った大谷選手はジーンさんを一瞬見て指を差してからダイヤモンドを一周し、2人はハイタッチを交わします。

「やっちまった!」とショックを受けたジーンさんでしたが、その後の大谷選手の粋な仕返しに「最高にクールな男だ。ヤジなんかで動揺したりしない。本当にGOAT(史上最高)だよ」と尊敬に変わったことを明かしました。

コメント欄には「ショウヘイの対応はパーフェクトだった」「彼は見事なスポーツマンシップを発揮したね」「時に制御不能になる選手たちがいるなか、こうやって和む場面を演出したショウヘイが素晴らしい」「日本人はそういう国民だよ」「この男性も一瞬でオオタニの虜になっただろう」など、称賛の言葉が続々とあがりました。

Text by 春野 なつ