「人生最大の過ちです」と謝罪 京都の寺で建築物の表面を削った外国人観光客
画像はイメージ(Richard, enjoy my life! / Flickr )
訪日外国人の増加により、人気観光地ではオーバーツーリズム問題が深刻化すると同時に、彼らによる迷惑行為も後を絶ちません。
【画像】海外メディアも反応「謝罪は通訳アプリを通じてだった」
外国人観光客の迷惑行為
アメリカメディア「Newsweek」は、観光で日本を訪れていたアメリカ人男性が、京都・建仁寺の塔頭「正伝永源院」で起こした問題行動について報じています。
酒に酔い酩酊状態だった彼は2025年6月24日の午前6時過ぎ、正伝永源院の南側にある裏口から無断で境内に侵入しました。
そして庭園を歩いたほか、本堂を囲む木製の欄干に登ったといい、男性の体重を支え切れずに折れてしまいました。
さらに近くの扉を壊したり、建築物の表面を削ったりといった悪質行為まで。
その後、男性は住職が暮らす住まいのドアをノックしたことで事態が発覚し、警察に通報されました。
男性は翻訳アプリを通じて住職に「これは私の人生最大の過ちです。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪したことから、被害届は出されなかったということです。
正伝永源院は特別拝観期間以外の参拝は行っておらず、男性は経緯について「お寺を見たかった」と明かしています。
住職の男性は今回の騒動について、「日常生活でも注意が必要な状況になっています。オーバーツーリズムの悪影響が出ているので、対策を講じてほしいと思います」と訴えました。
ネット上では「大量に酒を飲んでバカなことをする。本当に迷惑だ」「社会の退化を象徴するニュース」「大好きな京都がどんどん壊れてく」「だから日本人から外国人は嫌われるんだ」といった反応があがっています。




