投手復帰の目処が立たない佐々木朗希 海外メディア「大谷翔平と対照的で将来性は薄れつつある」
AP Photo/Damian Dovarganes
2025年1月に、千葉ロッテマリーンズからロサンゼルス・ドジャースに入団し、メジャーリーグデビューを果たした佐々木朗希選手。
ところが6月現在、メジャー1年目にして右肩のインピンジメント症候群のため負傷者リスト入りとなっており、投手復帰の目途が立っていないといいます。
海外メディアが佐々木朗希と大谷翔平を比較
現地のスポーツメディア「Motorcycle Sports」は、佐々木選手と大谷選手を対比しました。
大谷翔平選手は、右肘のケガによる影響で長らく投手から離れていたものの、6月16日(日本時間17日)に行われたサンディエゴ・パドレス戦で、663日ぶりに投手復帰を果たしています。
今シーズンの佐々木選手の成績は、8試合に先発登板し結果は1勝1敗、防御率4.72、奪三振24をマーク。
大谷選手は打率.292、出塁率.388、長打率.625、本塁打25、盗塁11、投手としては1回2安打1失点を記録しています。
そんな対照的な両選手について、同メディアは「オオタニが待望のマウンド復帰を果たした一方で、ササキの将来性は薄れつつあるという現実に直面している」と報じています。
かつては有望な新人として注目を集めたものの、同チームは彼のポテンシャルへの信頼を再考するようになりました。
入団当初は「相手打者を圧倒させるほどの才能と落ち着きを兼ね備え、明るい未来を予感させる能力を持っていた」と同メディア。
しかしシーズンが進むにつれ、投球の不安定さと厳しい環境の適応に苦戦し、徐々に期待に陰りが見え始めました。
先発ローテーションの要の選手となることを期待していたチームは、「今後佐々木選手をどう起用するか」という岐路に立たされているといいます。
そんななか、投手復帰を果たした大谷選手については「投打両面で卓越した能力を持つ彼の類まれな才能は、ファンを魅了するだけでなく、ドジャースにとっても大きな存在となっている」と称賛しました。
日本ハムファイターズ時代から「二刀流選手」としてすでに活躍していた大谷選手。
それに対して佐々木選手は、完全試合は達成したものの2桁勝利は1回のみだったほか、千葉ロッテマリーンズ時代は「上肢のコンディション不良」などで4度も登録を抹消されていた年もあり、大谷選手ほど投手として対戦する機会が多くはありませんでした。
同メディアは「両選手の対比は、スポーツの予測不可能な本質を鮮やかに描き出している」と述べ、今後の展開に注目しています。




