負傷者リスト入りしているダルビッシュ有 海外メディア「待ち続けた甲斐は必ずある」

AP/Lindsey Wasson

2025年3月に東京で行われた開幕戦で開幕投手を務めたものの、6月19日現在、右肘の炎症で負傷者リスト(IL)入りしているサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有選手。

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16日(同17日)には60日間のILへ移行しており、アメリカのスポーツメディア「Sports Illustrated」は「7月13日が復帰の目標日となっている」と伝えています。

ダルビッシュ有の現在

そのなかで、地元メディア「San Diego Union-Tribune」の記者ケビン・エーシーさんがダルビッシュ選手に7月中の復帰の可能性を尋ねたところ、「できればその頃には」と認めたことについても触れています。

ここ数週間はネバダ州にあるキャンプ施設でリハビリ投球をしていたといい、「今はその頃よりも肘の状態が良くなっている」と明かしたそうです。

以前に比べて球速は落ちたものの、「状態は十分良い」との自信を見せたというダルビッシュ選手。

8月には39歳の誕生日を迎えることもあり、「調子が悪ければ、球速は抑えます。賢くやらないといけない。もう若くないので」といった発言もしていました。

同メディアは「いつ復帰するかはさておき、10月に最高のパフォーマンスを見せることが最優先事項になるだろう」とコメント。

「復帰にはより忍耐強く、少し変わったプロセスが必要になるかもしれないが、ベテラン投手が重要な時期にチームに貢献できれば、待ち続けた甲斐は必ずあるだろう」との期待を覗かせています。

Text by 春野 なつ