「歴史的建造物の前で大便をしてはいけない」 スウェーデンのテレビ局が中国人観光客に注意喚起

画像はイメージ( Philip Jägenstedt / Flickr

過去にスウェーデンのテレビ局が制作した1本の映像が今、再び脚光を浴びています。

【動画】「トイレで汚れたら洗剤で手を洗う」スウェーデンのテレビ局が中国人観光客に発信

スウェーデンの放送局が中国人観光客に注意喚起

2018年9月、同国のニュース番組のなかで、中国人観光客に向けた風刺動画が公開されました。

映像は「誇り高き中国人の皆さま、スウェーデンへようこそ。文化の違いを避けるために、これから『してはいけないこと』を紹介します」と女性が話すシーンから始まります。

一番初めに紹介されたのは「歴史的建造物の前で大便をしてはいけません」といった衝撃的な内容でした。

建物の柱にも、分かりやすいイラストと中国語で描かれた張り紙が貼られています。

続いて女性は「トイレで用を足している際に手が汚れてしまったら、私たちの国では洗剤で手を洗います」と説明。

さらに男性が犬を散歩させているシーンに移ると、「犬は食べるために飼われているのではなく、愛するためです」とコメントしています。

ほかにも「食事の際はナイフとフォークを使いますし、食事の場でも座ったまま大便をしてはいけません」といった内容も。

また、重要な文化の違いとして「私たちの国には黒人やユダヤ人、アラブ人、同性愛者もいます。ここでは全ての人々が平等な価値を持っているとの原則に従っているからです」と述べました。

最後に「私たちは中国人観光客の方々を歓迎していますが、これらのことに従うことができなければつまみ出すことになるでしょう」と注意喚起をしています。

この動画は世界中から注目を集め、「私の国でも作ってほしい」「彼らにはこれくらい言わないとダメだと思う」「笑わせてくれてありがとう」「よくぞ言ってくれた!」といった反応が寄せられました。

Text by 春野 なつ