二刀流復帰を果たした大谷翔平 海外メディア「オオタニは例外」

AP Photo/Kyusung Gong

2025年6月16日(日本時間17日)に行われたサンディエゴ・パドレス戦で、663日ぶりに投手復帰を果たしたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手。

【動画】投手復帰前と後で何か変わった?大谷翔平の投球フォーム

先発登板を果たした後は、息つく間もなく1番・指名打者としてバッターボックスへと向かいました。

投手復帰を果たした大谷翔平

成績は1回に28球を投げ2安打1失点だったものの、打席では2安打2打点と2点を取り返し、ファンたちからは「さすが」といった声が。

この活躍に対し、アメリカメディアの「AP News」は「28球中16球がストライクで、ファンは全ての投球に釘付けだった。最速の161kmが出ると、観客たちは歓声を上げた」と伝えています。

さらに「通常、ケガから復帰した投手はマイナーリーグのリハビリ施設に入るが、オオタニは例外」と述べ、「投手の負傷離脱が相次ぐチームにとって、彼の復帰は大きな励みになっているだろう」とコメントしました。

また大谷選手の二刀流復活は「クラブハウスにいる全員、ファン、メディア、みんながこの瞬間を待ち望んでいたと思う」と会見で発言したデーブ・ロバーツ監督は、「最高の席で観戦できた。この男が先発し、打席に立つ姿を見るのは最高だ」との心情を明かしています。

ほかにも「MLB」は、「オオタニが言うように、二刀流選手であることは彼にとって当たり前のことなのだろう」とコメント。

「かつては打者・投手の両方で輝かしいキャリアを築いてきたが、球団とファンにとって、彼が再び完全な二刀流選手として活躍する姿を見るのは新鮮だったに違いない」と述べています。

さらに「オオタニがマウンドに復帰する姿を見て、彼が特別な存在だという認識をさらに深めた」として、唯一無二の存在感を称賛しました。

Text by 春野 なつ