中国の村に現れた3m級の巨大ヘビを捕獲 「勇敢な人たちだ」

画像はイメージ(Jamie Davies / Flickr

中国南西部の広西チワン族自治区で、村の菜園に突如現れた巨大なヘビが話題となっています。

【動画】「とんでもない巨体」中国で発見されたまるまる太ったヘビ

この出来事については、中国のニュースサイト「新浪(Sina)」をはじめ、複数のメディアが報じています。

中国で見つかった巨大なヘビ

報道によれば、広西壮族自治区防城港市防城区のとある村で、住民が自宅近くの菜園で作業していたところ、丸々と太った大きなヘビを偶然発見しました。

そのヘビはまるで食後のひとときを楽しむかのように、日光浴をしていたといいます。

突然の光景に驚いた村民は、すぐさま消防部門に通報。

駆けつけた消防隊員らは、ぬかるんだ土の上に横たわる巨大ヘビを相手に、慎重に捕獲作業を開始しました。

画像には、4人の隊員が力を合わせてヘビを引き出そうとする姿が映されており、その太さは大人の太ももほどにも見受けられます。

あまりの重量と抵抗により、なかなか動かすことができない様子です。

その後、隊員らはタイミングを見計らいながら慎重に頭部を押さえ、安全に袋へと収容することに成功しました。

ヘビの種類については公式には明らかにされていませんが、体の模様や大きさの特徴から、ビルマニシキヘビである可能性があります。

この種は中国南部や東南アジアに広く分布し、水辺を好むことで知られています。

野生下では5m近くまで成長することもあり、世界のヘビの種類の中では最大級です。

消防署に持ち帰って測定したところ、このヘビの全長は約3.7m、体重は約65kgに達していたと報告されています。

このニュースを受けてネット上では、「勇敢な人たちだ」「とんでもない巨体だな」と驚きをもって受け止める声がある一方で、「野生で暮らしていたのに、なぜ捕まえる必要があるのか」と疑問を投げかける意見も見られました。

Text by 本間才子