「最初の数ヶ月は計画通りに進まなかった」 海外メディアが取り上げた佐々木朗希

AP Photo/Damian Dovarganes

2025年5月13日(日本時間14日)、メジャー1年目にして右肩のインピンジメント症候群のため負傷者リスト入りとなった、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希選手。

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海外メディアが佐々木朗希を取り上げ

日米のファンや野球界から多くの期待を寄せられていただけに、落胆の声が大きいのも無理はありません。

球団サイト「Dodgers Way」は「昨年、日本でも時折その怪我に悩まされていたようで、それが少し再発した」とするマーク・プライアー投手コーチのコメントを紹介しました。

休養をしっかり取りコンディショニングを整えれば、日本のプロ野球界を圧巻した本来の姿を取り戻せると自信を持っているそうです。

しかし同メディアは、日本から引きずっていたケガであることを踏まえ、今後も付き合っていかなければならない、慢性的なケガになる危険性を指摘。

原因が投球フォームやメカニクスに関係している可能性があるとして、「かつてのようなロウキ・ササキが見られるかは疑問を抱かざるを得ない」と述べました。

一方で別の球団サイト「Dodger Blue」では彼に対する期待値は高く、近日中にキャッチボールを再開する予定であるも、本人にプレッシャーをかけないよう、具体的な復帰時期は明らかにしていないと報じています。

また「最初の数ヶ月は計画通りに進まなかった。球速と制球力の問題で、キャリアをスタートさせるのに苦労した」と言及。

負傷者リスト入りすることでリセットできると期待しており、チームでは6月下旬の復帰を目指していると伝えています。

デーブ・ロバーツ監督もインタビューのなかで、「シーズン途中のちょっとした休息になるかもしれない。そうすればササキは健康を取り戻して100%の状態に戻り、ワールドシリーズを勝ち抜く選手になれるでしょう」と期待を覗かせました。

Text by 春野 なつ