「まさかこんなことで…」 ホテルに持ち込んだ果物が原因で課された2万円の追加料金

画像はイメージ(Mark Pegrum / Flickr

強烈な香りで知られる果物「ドリアン」をめぐるある“旅行トラブル”が、話題となっています。

【動画】「目を疑った」ホテルに持ち込んだ果物が原因で追加料金

ドリアンを持ち込んだことが原因で追加料金

この出来事は、SNS「小紅書(Xiaohongshu)」のユーザー「@幽蓝桑」が投稿。

投稿者の女性は友人とともにシンガポールを旅行中、道端のドリアン屋台を見つけテイクアウトすることにしました。

屋台には座るスペースがなかったため、発泡スチロールの箱に詰めてタクシーでホテルへ戻ったといいます。

タクシーの中で友人が「もう匂いが漏れてる」と話したため、慌ててラップでさらに密閉するなど対策を講じましたが、2人はそのままホテルの部屋に持ち込み、ドリアンを食べてしまいました。

そして観光から戻った夕方、部屋のベッドの上には思いもよらぬ1枚の紙が。

ホテルの清掃スタッフが部屋でドリアンの匂いを感知したとする警告文で、「清掃費として200シンガポールドル(約2万2,000円)を請求します」と記されていました。

「目を疑いました。まさかこんなことで…」と、女性は驚きを隠せない様子。

慌ててSNSで情報を調べたところ、他にも同じようにドリアンの匂いを理由に請求された旅行者が複数いたといい、「入口で止められてセーフだった人もいるみたい」との声も。

女性はホテルのフロントに連絡し、「規則を知らなかった」と謝罪しつつ、少しでも減額してもらえないか交渉を試みました。

しかしホテル側は「部屋は専門の清掃が必要で、数日間使用できない」として、請求を取り下げることはなかったといいます。

この体験を通じて、投稿者は「他の旅行者は絶対に同じ失敗をしないで」と注意を呼びかけました。

この件に対しSNS上には、「ドリアンの匂いで消防に通報されたことある」「ドリアン禁止のサイン、中国でも見るよ」といった声の一方で、「フィリピンでは一度も罰金にならなかったけど」と、運が良かったのか戸惑う声も寄せられていました。

Text by 本間才子