「無駄足だった」日米友好祭で中国人は入場禁止?  横田基地広報が語った“入場ルール”の真相

ja:user:在原ヶ谷戸 / Wikipedia Commons

東京・横田基地で行われた「在日米空軍 横田基地 日米友好祭2025 フレンドシップ・フェスティバル」に中国人が入場を断られた出来事がありました。

【動画】「日米友好祭2025」の様子

日米友好祭で入場できなかった中国人

同イベントは、2025年5月17日・18日の2日間、東京都福生市にある在日米空軍横田基地で開催。

基地を一般開放し、航空機の地上展示やステージイベント、フードブースなどが展開されています。

コロナ禍で中止となる年もありましたが、例年開催されているイベントです。

このイベントでは、18歳以上の日米国籍を持つ人は入場時に国籍を証明する写真付き身分証明書の提示が必要。

日米国籍以外の人だと、「有効なパスポートと在留カードの提示」「72時間前までの事前登録または会場での登録」が求められています。

横田基地に向かった中国人のSNSによると、「入場すると指紋を取られ、写真を撮られ、予約と在留カードを確認された」「今年は政策が変わり、入れないと言われた」と断られたとのこと。

理由は「人が多すぎるから」という説明があったようです。

そのため「なぜ公式サイトで今年は中国人が入れないと直接言わないのか」「無駄足を踏むことになる」「証明書や指紋を登録したのに、結局入れないと告げられるなんてあんまりだ」という不満の声が上がりました。

横田基地が中国人の出入りを禁じたのは事実なのか、NewSphereが取材するとMedia Operations section(メディア業務課)から次のような回答がありました。

「横田基地では日米のパートナーシップを祝福・強化するために、毎年恒例の『日米友好祭』が盛大に開催されています。

イベントへのアクセスは、日本国内の米軍施設を訪問する第三国籍者に関するポリシーに基づいて管理されました。

2025年の友好祭公式ウェブページに記載されている通り、横田基地は日本人および米国人以外の全ての外国籍の方に事前登録を奨励しましたが、基地への入場が必ずしも保証されるわけではありませんでした」

Text by 浅田 一