「産んだのにごめんね」 頭にできた巨大コブと闘った母と子

画像はイメージ(Flicker/ Mark Evans

中国のある男児が今、世間の関心を集めています。

【動画】「頭にミッキーがいる」と言われた男児、手術後の姿がイケメンすぎる

男の子の頭にできた「ミッキーマウス型」のコブ

シンガポールメディア「Must Share News」のInstagramには、頭に2つの大きなコブがある男児が映っています。

同メディアによると、2025年5月現在3歳になる福建省出身の彼は、皮膚疾患の一つとして知られる先天性母斑を持って生まれました。

妊娠中の異常はなかったものの、母親は産後、男児の頭部ほか体に複数の黒いアザがあることを気に掛けていました。

これは遺伝子変異によって引き起こされ、場合によっては皮膚ガンを発症する可能性があるため、母親は頭部の大きな母斑を除去することに。

安全な手術のため、医師たちは頭皮の下に特殊な拡張器を挿入し、周囲の皮膚を徐々に伸ばす処置を施しました。

しかしこれによって、男児の頭の両側に大きなコブが2つ盛り上がり、周囲からは「ミッキーマウスみたい」と嘲笑されるようになってしまいます。

段々と外出を渋るようになっていく男児でしたが、ついに6時間にも及ぶ手術を受け、母斑とコブは無事除去されました。

術後に目を覚ました彼は、変わった自身の姿を見るなり笑顔を浮かべたといいます。

「私が産んだのに、良い肌を与えてあげられなかった」と自分を責めていた母親。

世間からは「かっこよくなったよ!」「お母さんも男の子も自信を持ってほしい」「救ってくれた医師に拍手」「お母さんのせいじゃないよ」「早い回復を祈っています」など、多くの励ましの声が母子の元に寄せられています。

Text by 春野 なつ