中国の無形文化遺産の祭りで事故多発 「安全意識が欠如している」

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中国四川省で行われた伝統行事で、思わぬ事態が発生しました。

【動画】「危なすぎて見ていられない」中国の危険な祭り

中国の祭りに非難殺到

現地メディア「yeeyi」によると2025年2月12日、東部に位置する古都・達州市で、「火龍」と呼ばれる鉄花を燃やすイベントが行われました。

これは「打鉄花」(だてっか)とも呼ばれ、毎年春節の終わりを告げる元宵節に開催されているもの。

ところがそのイベント中に、鉄花が観客めがけて飛んでくるハプニングが発生したのです。

客のなかには服や髪の毛が溶けたり、顔じゅうに鉄の粉が舞い散ったりするなどしたほか、ダウンジャケットが破損し中身が露わになった人もいたようです。

鉄花作りはこの地の無形文化遺産として登録されており、この日も多くの観光客が集まっていました。

良い天候に恵まれ、豊作を祈るイベントだといいますが、SNSを中心にその衝撃的な映像が拡散されると、世界中から批判の声が殺到。

「これが伝統行事なの?」「鉄花は素晴らしいけど、このイベントはどうかと思う」「無形文化遺産になるほどのせっかくの伝統なのに、全て台無し」など、疑問の声が多く上がりました。

ほかにも「危なすぎて見ていられない」「最悪の場合、全身火傷や失明の危険もある」「なぜ観客たちは楽しんでいるのか。信じられない」といった批判も数多く寄せられています。

Text by 春野 なつ