7kg超過で7,000円請求された乗客 中身を手に持っただけで「セーフ?」なジェットスター

画像はイメージ(Flicker/ John

機内持ち込み手荷物の重さを量られ、高額の超過料金を請求されそうになったという体験が、SNS上で注目を集めています。

【動画】水・本・軽食を“手に持てば無料”!?ジェットスター利用者が困惑

この件は、TikTokアカウント名「ukmidwifedownunder」に投稿されました。

ジェットスターの手荷物ルール

投稿者の女性がオーストラリア国内を運航する格安航空会社ジェットスター航空を利用しようとした時のこと。

ブリスベンからメルボルンへ向かう便で、搭乗前に機内持ち込み手荷物の重量が既定の7㎏を超えているとして、70豪ドル(約7,000円)の追加料金を求められました。

空港職員は、女性に中身を取り出すよう指示。

そのため、機内に持ち込む予定だった水や軽食、本などをすべて取り出すことに。

それによりバッグ単体の重量が基準を下回り、超過料金を支払わずに済んだといいます。

女性は、手荷物のカバンとは別に両手で中身を抱えて飛行機に乗り込みました。

「中身を取り出して手に持てば問題ないというのは、まったく意味不明です」と疑問を呈した女性。「こんなに馬鹿げた話があるでしょうか」と訴えました。

ジェットスター航空の広報担当者はこの件について、同社の手荷物規定に則った対応であったとし、「当社は低価格運賃の提供を実現するために、機内持ち込み手荷物の重量を合計7㎏(2個まで)に制限しています」とYahoo News Australiaにコメント。

また、「機内での安全な収納と、離陸時の重量バランスの確保のため」と説明しました。

投稿には多くの反響が寄せられており、一部のユーザーからは「企業の都合から守ってくれた親切な対応の一例だ」「70ドルを節約できたのだから感謝すべきだ」といった意見が見られました。

一方で、「手に持って運ぶなら機内に持ち込む重量は変わらない」「まったく理屈に合っていない」といった、制度そのものの矛盾を指摘する声も目立ちました。

Text by 本間才子