若年層も紫外線に敏感! 「顔と体で日焼け止めを変える」66%が実践中
画像はイメージ(Flicker/ George Kelly )
今や紫外線対策は、季節や天気を問わず必要なものになりつつあります。かつては夏のレジャー時に意識されがちだったUVケアですが、実際には1年を通じて肌に影響を与える存在です。
【画像】紫外線対策は365日!女性100人調査でわかった最新UVケア事情
日焼け止めの意識調査結果
株式会社FoRは、2025年4月23日〜25日にかけて、20代〜60代の女性100名を対象に「紫外線ケアに関するアンケート調査」を実施しました。
その結果、紫外線ケアに対するさまざまな意識や実態が明らかになっています。
UVケアを意識し始めた年齢は、20・30代がとても多く、中には10代もいました。
今現在、若年層の間においても、紫外線対策への関心が高まっているようです。
紫外線は季節や天候にかかわらず降り注ぐことが知られてきており、「日焼け止めは1年中使う」という人が約半数にのぼっています。
実際に使用されているアイテムでは、顔用日焼け止めが最多で、次いでボディ用、UVカット下地やパウダーなどが挙がりました。
また、状況に応じて、柔軟にこれらを使い分けるケースも増えているそうです。
また、日焼け止めの使い分けについては、66%が顔と体で別のものを使用していると回答。
顔はデリケートなため肌に優しいことが求められ、体には伸びのよさや使用感が重視されています。
紫外線による悩みとしては「シミ・そばかす」が最多で74%でした。
そのほか「たるみ」「くすみ」「乾燥」なども多く、年齢とともに肌トラブルが顕在化してくることから、若いうちから継続的な対策を行うことが大切です。
日焼け止め選びでは「SPF・PAの数値」を気にする人が一番多くなっています。
このSPFはシミや赤みの原因となるUV-Bを防ぐ指標で、PAはシワやたるみの原因となるUV-Aを防ぐ指標です。
そして、それらに加えて「使用感」「成分のやさしさ」「価格」などのバランスも重視されていました。
さらに「美白」「保湿」「化粧下地効果」といった多機能性へのニーズも高く、日焼け止めはスキンケアやベースメイクの一部としても扱われるようになっています。
一方で、「塗り直しの面倒さ」や「ベタつき」は多くの人が不満に感じているそうです。
特に、塗り直しに関してはUVケアにおける最大のハードルと言われています。
そのため、持続力のある日焼け止めや、スプレーやスティックタイプといった塗り直しやすい形状を使ってみることが重要です。
「飲む日焼け止め」は認知度こそ高いものの、現在使用している人は2%にとどまり、まだ一部にとどまっています。
ただし、敏感肌や多忙な人にとっては今後選択肢の一つとなるかもしれません。
この調査から、紫外線ケアが「焼けないための毎日の習慣」として浸透しつつあり、自分の肌やライフスタイルに合った選び方・使い方が求められている現状が見えてきました。




